とうせん

2004年9月17日 音楽
唐船。

またお能を見に行ってきました。
「唐船」は、中国からつれてこられた官人がもう帰らないつもりでこちらで子供を儲けて暮らしていると、故国の子供たちが迎えに来て、帰ろうとしたら日本子たちが引き止めて、子供たちの間で苦悩する、というお話です。
最後は日本子も連れ帰ってよい、ということになって、一応ハッピーエンド…ということなんですが。
…おかあさんはっ!
…日本のお母さんはその後嘆き悲しみ、そのお話が「箱崎物狂」という曲になっているそうです。…ひどい。

日本子のシテツレの男の子が一人立つタイミングを忘れていて、ドキドキしました。
貴賓席に親御さんがいらしたらしく、「なんで立たないのっ!?」と慌てられたそうです(笑)。
でも、シテの楽の舞はなかなかよかったです。たまに船けとばしてたけど(笑)。
楽の音もとてもスキですし。
お父さん、喜んでるんだなあとは思ったけど。
お母さんかわいそう…

で、ポスターを見て、
11月に宝生能楽堂で「七人猩々」が演じられるとのこと。
行かなくては!
「猩々」はお酒の好きな妖怪のお話で、親孝行な息子に「汲めどもつきぬ」お酒の甕を与えるのですが、その「猩々」にもいろんな演目があってですね。
「大瓶猩々」や「七人猩々」は猩々がわらわらと出てくる、そりゃあ楽しいお能なのですよ。
猩々好きには堪えられない一曲(笑)。
絶対チケゲットして行くもんね(笑)。

お能の帰りに飲みに行って、
十何年ぶりに「緑」を飲みました。
「緑川」でなくて、「緑」。同じ緑川酒造なんですけど。
お品書き見たとたんに「これをっ!」。
おいしかった…

K姉さん、いつもお世話になります。
今後ともよろしくお願いしました。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索