かなしい。

2001年7月26日
今日は花火だったのに、行けませんでした。
それも残念でしたが、もっとかなしいこと。

わたしの母が目を患っています。
近くの目医者で「黄斑変性症」と言われ、それは実は欧米では失明の原因の一位になっている病気なのです。
お医者さんはしばらく様子を見ましょうと言ったらしいのですが、失明のはなしを聞いてすごい心配になったらしく、大騒ぎをするので、専門のお医者さんのいる大学病院に連れていってきました。
で、よく見てもらったら、その病気じゃなくて、失明の心配もない、黄斑部の老化だと言われて、でも何かあったらいけないので年に一度定期検診をしましょうと言われて。ただ白内障が進んでいるらしいのですが。
失明はないって、よかったね、とお茶して元気になって帰っていったのですが。わたしはそのままバイトに行ったのですが。

帰ってきたら様子がおかしくて。
座り込んで泣いていて。
「ほんとに大丈夫かなあ、喜んでいいのかなあ」って。
困ったことにこうなったらこのヒトは悪いことしか考えないので、何度わたしが「お医者さんが大丈夫って言ったから大丈夫」って言い聞かせてもだめなのです。
「黄斑変性症」という病気は目の黄斑部に変な血管が生えてくるそうなのですが(考えるとキモチ悪いですが)これといって治療に決め手がないそうです。
でも、それは、治らなくても、その現状維持はなんとかなるみたいなのですが。だから、早めに手をうてばなんとかなるのですが。
その「治らない」ところだけ覚えていて、ずーっと泣きつづけて、なだめてもすかしてもだめでした。
父が帰ってきても大騒ぎで、しまいにはわたしの老後の話にまで及ぶ始末。いえ、心配してくれるのはありがたいのですが。

・・・ほんとに悲観主義者で、石橋をたたいてもわたらないひとです。
なんとかなる、がならないひとです。
わたしは、そんな母を見ていて哀しいです。
全然失明でもなんでもないのに、来るかどうかわからないその日におびえて日々をすごすのは、自分の命に対して失礼だと思うのです。

前向きにがんばろうとするひとには励ましがいがあります。
もっと自分の人生を大切に生きて欲しいと思います。
どんなに長生きしても心配だらけの人生だったらちっとも楽しくないじゃないですか。
かなしいです。

わたしはつとめて前向きにのんきに生きていこうとしていますが。
やはりその血をひいているだけあって、ある一点でその片鱗が見られます(笑)。
でもどーしよーもないときはひとりで泣きます。
ひとりに慣れてしまいました(苦笑)。
自分の命にかかわることにはすごく強いです(笑)。あと1週間もたないといわれても、きっとわらってすごすことができます。温泉に出かけるとかするかもしれない(爆)。琵琶ひきまくるかもしれない(笑)。
なんかよく効く水があるとか聞いたら飲みにいくかもしれない。
でも、その一点だけ。わたしのウィークポイントです。
一番ナサケナイ?けどね(笑)。
それもようやく開き直って?きました(笑)。それはまた。

母はたとえ良性の腫瘍、といわれてもガンと思ってほんとにガンにして寿命を縮めてしまうようなひとです。
それはやっぱりかなしいです。
なんか楽しいこと考えてあげなくちゃなあ。
でも何提案してもやらないしなあ。

ひとばん寝たら元気になるといいけどなあ。
うーん。

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